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世界のどこかで青空教室

2016年4月スタート‼元中学校教師による世界放浪記。人生一回きり!やりたいことやらないと♪

馬師匠との修行の日々。〈モンゴル③〉

モンゴル

馬を買いにホワイトレイクまでやって来た僕。

 

翌朝、目を覚ましてゲルを出てみると…

 

うわー!

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すごい!

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昨日は真っ暗だったので気づかなかったのですが、やはりホワイトレイクは最高に綺麗です。

 

 

 

さて、今日から馬旅をするためのトレーニングということで、僕の馬師匠が11時に来ることになっています。


それまで暇だったので周りのゲルに居たアイルランド人とマルタ人と一緒にコーヒーを飲んで過ごしました。

 

そんなこんなしていると、ジープに乗って馬師匠が登場!!

 

師匠「今お前の馬を捕まえて来るから待ってろ!」

 

そう言うと師匠は息子とともに湖のほとりにいた馬の軍団をトォ!という声と絶妙な動きでコントロールし、囲い小屋へと誘い出します。

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こうして集まった馬数十頭たちの中から良さげな馬を選別し、カウボーイみたいなロープを馬の首に投げて捕まえます。1発で毎回決めてました。

 

 


捕まえてきた馬に馬装して出発準備完了!

 

メンバー紹介♪

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この子は師匠の馬!

 

 

 

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 この子が今日の僕の馬!頼むねー♪

 

 

 

 

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この子は荷物運搬用!

 

 

 

 

そして師匠が行くのかと思いきや、息子さんが行くらしい。師匠の息子は19歳の医大生。将来は外科の医師を目指している。

 

えっ?馬乗れるの?

と思ったそこのあなた!?

 

ここをどこだと思ってるんですか!?

伝説の遊牧民帝国を作り上げたチンギスハンの国ですよ??

モンゴル人男子たるもの馬の扱いはスペシャリストなんですよ!!!

(これ結構マジで。)

 

なので、ここからは息子さんを師匠と呼ばせてもらいます。 

 

 

 

そして出発!!!!

出発してからしばらくは湖沿いのほとりをトコトコ歩いていきます。


僕の馬はどうやら良い子です。
ちゃんと指示を聞いてくれる♪
(足で扶助という日本の一般的な乗馬スタイルではなく、トゥ!という声やムチを頻繁に使用します。)

 


ルンルン気分で進むこと10分。

 

景色も良くて最高じゃないかー♪

 

 

 

でも、ちょっと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハエがヤベェって…

 

 

 

常に100匹は超えているだろう大群が襲ってきます。

耳元の悪魔の羽音に発狂しそうになるのをこらえるのに必死で、景色とか馬とかそんな集中できる状態じゃなかったです…

 

 

 

 

 

 

 

う○こってこういう気持ちなんだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、結局慣れるんですけど!笑

 


そして、3時間ほどすると小さな町に着いたので休憩をします。

 

馬を降りて、簡易的に馬を木に縛りつけておく手法を学びます。

 

そして街のレストランへ。

 

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焼きそば?

羊の肉風味が充満していますが僕は美味しいと思いました。

 

 

 

 

そして店員さんが無料で

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ミルクティーと言って上の写真の飲み物をくれました。

 

 

 

 

 

 

正直に言わせてください。

 

 

 

 

 

 マズイっす。

 

ガストのドリンクバーで

「これとこれ混ぜてー、あっ、醤油も入れちゃう?」的な。

(良い子は絶対に真似するなよ!)

 

 生臭い、塩辛い、あったかい、色んなものがダメなバランスで混ざってます。

 

 

師匠はグイグイ飲んで、

「めっちゃ美味いよなぁ」

と勧めてきます。

 

何とか一杯飲み干したけど、2杯目は無理だったので最高の笑顔で断っておきました。

 

 


そして再出発!

今度は火山の近くの道を通るので、火山岩が道路にゴロゴロしていて先程よりも歩き辛い道を進みます。

 

舗装されている土の道の方が確実に進みやすいのですが、馬はどうしても草の道を歩きたがります。指示を出していないと勝手にすぐ草の道を進みます。

 

もちろん草の道はゴロ岩がたくさんあるのでスピードが落ちてしまう。師匠はそこを上手くなだめながら素晴らしいルート選びで上手く速く進んでいく。


やはり、師匠の背中は勉強になります。

 

 


さらに進む事4時間。

 

師匠「今日はここでキャンプだな」

 

ということで草原に杭を打ち込んで馬をつなぎ、テントを立てます。

しっかりこういう動作一つ一つを覚えておかないと!

自分1人で全部やることになるんだからね!

  

ふぅ、今日はこれで終わりかーと思ったその時、

 

 

 

 

師匠「じゃ、山登り行くぞ。」

 

へ??

 

師匠「馬であの山登るから。歩きは禁止。常にギャロップで駆け抜けろ!死ぬなよ!よーい、スタート!」

 

奥の方に見えるのが「あの山」
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いやいやいや!無理でしょうよ!

という暇もなく師匠はスペシャルな速さで先に駆け抜けて行きました。

 

とりあえず駆け足してみますかー。

 

すると今日ずっと大人しかった僕の馬が急に荒々しい馬へと変貌します。

 

 

だだだだだだだだだだだだ!!!!!!

 

 

 

 

 

はやぁぁぁ!

でも、すっげぇぇぇぇぇ楽しい!!!!!

 

これね、言葉では言い表せない楽しさ、爽快感なんです!!!!

 

モンゴルの大草原で馬を全力で走らせる喜び!

障害物なんて一切ない、日本じゃこんな自由に思いっきり走れるフィールドはない!!

 

はぁー、幸せ♪

 

僕の馬も楽しそうでした。

今日はずっと歩くだけだったから少し走りたかったのかな?

 

 

 

そして山を登ります。

 

走ったまま突っ込んでいきます。

 

最初は少し不安でしたが、僕の馬が登る登る!


馬ってこんな斜面登れるんだ!しかも駆け足で笑

 

衝撃でした。

 

気分はもう戦国時代の武将ですよね。

 

まつかぜぇぇぇぇ!

一気にかけ登るのじゃぁぁ!みたいな笑

 

 

 

 頂上からの景色はこんな感じです。

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僕「いやーめっちゃ良い景色っすねー!」

師匠「いや、これじゃダメだ。やはりあの山に登らねば!」

 

あの山

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はい?
えーと、あれは…ちょっと無理っすよ。さっきの2倍はありますからね・・・

って、師匠!?

 

 

もはや僕の話など一切聞かず一気に山を駆け下りる師匠。

ちょっと角度が急過ぎやしませんか??

 

義経さんの鵯越の逆落としもびっくりですよ・・・。

 

いや、死ぬってー。

 

と思ったので僕は馬から降りて一緒に慎重に駆け下ります。

(ビビリですみません笑)

 

 

 

 

 

 

そして山登り第2弾スタート!

今回の山は標高も距離もレベルが違いすぎるので、さすがに馬は走らせません。

傾斜もそれこそ体感90度並みの傾斜なので本当に怖いし、馬も相当しんどそうにしています。

 

僕「あのー、師匠?僕もう十分ですよ?馬も大変そうだし、辞めません?」

 

師匠「何言ってんのー大丈夫、余裕だからさ☆」

 

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師匠はその辺のトゲトゲしてる茎をむしり取って最高の笑顔でガンガンに鞭として使いまくって登らせています。笑

 

15分くらい登っただろうか?


僕の馬も師匠の馬も相当な汗をかき、そして呼吸もだいぶ乱れている。辛そうなのがこちらまで伝わってきます。

 

僕「マジで止めましょう。」

 

師匠「そうだな。歩こう。」

 

ん?今なんて?

 

師匠「頂上まで歩くぞ!」

 

あー、そういう結論になるんですね?

 

師匠に逆らうわけにもいかず、馬をその辺の岩にくくりつけ、山登りを始める僕ら。

 

ざっ、ざっ、ざっ、ざっ。

 

思った以上に足場が悪いのと、急な傾斜で登って5分もしないうちに呼吸がかなり乱れる。

 

はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。

 

2人の呼吸音だけが響く。

 

お互い何も喋らず、黙々と相手を意識しながら登る。

 

リオオリンピックの裏側で日本VSモンゴル、男のプライドをかけた登山勝負が始まっていた。

 

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写真では伝わりづらいのですが、容赦のない傾斜と照りつける太陽が体力を奪っていく。

 

しかし、両者一歩も譲らずの攻防。

 

そして、

 

 

 

 

 

同着ゴール♪

 

 

正直、限界だったぜ。

あぶねー。モンゴルの若造なんかに負けてられっか!!へへへ。

 

師匠「え?まだ先あるじゃん!行くぞ!」

 

へ?

いやー師匠、その先は道が無いので・・・

 

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てっぺんいってるーーーー!!!笑

 

そして師匠は言った。

 

 

「この世に不可能なんて無いんだよ。チャレンジしたら何でもできるから!はははー」

 

 

 

 

 

カッコよすぎる。

負けや。

僕はいつの間にか

「いのちだいじに」モードだったな。

「ガンガンいこうぜ」モードって大切。

師匠、ありがとう。

 

そのあとは山を降りて、2人で夕飯のインスタントラーメンをお湯を沸かして作り、モンゴルの満天の星空を眺め、テントで就寝しました。

 

次の日はまた、同じ道を帰っていきました。

 

2日間、馬の扱い方とチャレンジする大切さを教えてくれた師匠に感謝♪

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 (顔、疲れてるなぁー笑)

 

 

その夜、馬の値段交渉に入ります。

 

どうやら提示金は馬自体が120万トゥグルク。

日本円で5万4000円くらい。

 

さらに馬具等は別料金だという。

相場がよく分からないが、日本で馬を買うならこんなものでは済まないのは分かる。

うーん。

他を探すのも面倒だし、買うことにしました。

でも少し交渉して、馬具とか必要なもの全部セットで120万トゥグルクにしてもらいました!さらに目的地までのルートの解説や旅終了後の引き取りまでしてもらうことに!

 

よく、馬を買ってその先で売るって手を使う人が多いみたいですが、それだとその馬の家族の元へ返すことが出来ないのが嫌なんです。

僕の勝手なワガママで僕の馬の家族をバラバラにしたくないのでよかった!

 

 

さてさて明日から始まる馬旅にワクワクしながら、オヤスミナサイ!!

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